【全力で、愛していいかな？】7巻ネタバレ｜はじめての感情に振り回される瀬尾は！？

◆潤と飲みに来ていた瀬尾は・・・

潤とバーで飲んでいた瀬尾は、お試しの付き合いが始まってから浮かない顔をしていると指摘されます。

瀬尾は片思い期間中の方が楽しそうにしていたというのです。

しかしそれは、瀬尾が真剣に向き合っている証拠でもあります。

瀬尾は潤に相談したい気持ちをぐっとこらえました。

以前、社長から話しすぎれば、千世はいい気がしないと注意されたからです。

瀬尾は遠回しに、奥さんのことで嫉妬しているか尋ねました。

潤の妻は男友達やアイドルに俳優など推しをすぐに作るタイプらしく、嫉妬は日常のようです。

怒ったりすることはありませんが、それとなく嫉妬の意を伝えて、潤は自己完結するようにしていると言います。

その話を聞いた瀬尾は、参考になったとお礼を言いました。

瀬尾は先日の温泉施設で、紅山が千世に触れたり、馴れ馴れしくしたりしているのがとても嫌だったのです。

今後その感情を本当にコントロールできるようになるのか、瀬尾には自信がありません。

それにお試し期間を終える時、千世が付き合いを断ったとしたら、千世の手を優しく放してあげる自信もありませんでした。

◆会社の慰労会に参加していて千世が・・・

会社の慰労会に参加していた千世が一人で黙々と食事をしていると、先輩夫婦が声を掛けてきました。

夫の太郎は過去の留学時に間違ったハグ文化を身につけてしまっていて、千世に会うたびに抱きつこうとします。

それを止めた妻の灯は千世が新人の頃の教育担当で、紅山の件でもずっとそばにいてくれた優しく頼れる女性でした。

千世は仲が良い夫婦を微笑ましく思っています。

太郎が千世があまりマメに連絡を取ろうとしないことを愚痴ると、灯が以前に比べたらずっと反応を返すようになったと言いました。

千世はスマホを気にする頻度が増えただけで、灯が言うように仕事に余裕ができたからというわけではありません。

太郎は千世がわずかに頬を染めたのに気が付いて、男が出来たのかと期待して質問します。

灯はセクハラになりかねないと、太郎を止めて千世に謝罪しました。

千世は顔を真っ赤にして、黙ってしまいます。

そして千世はお試しのつきあいを始めたことを説明しました。

太郎は千世の付き合い方が理解できないと言います。

すると千世は自分のわがままで、瀬尾を付き合わせているだけだと言いました。

優しくて沢山気を使ってくれる瀬尾は、千世にとってはもったいないくらいすてきない人なのだと説明します。

灯は千世の様子を見て、良いと思うと同調しました。

今日この後に瀬尾と会うためにおしゃれをしている千世を、灯は可愛いと褒めます。

ただ太郎はお試しの付き合いの相手である瀬尾が、相当堪えているであろうことを頭に入れておいて欲しいと言いました。

◆慰労会を終えて・・・

慰労会を終えて、千世が灯と太郎に帰る挨拶をしようとしている、灯が言い忘れていたことが有ると言い出します。

灯が照れくさくて口ごもっていると、太郎が妊娠したって報告は大事なことだと灯に言いました。

千世は自分も本当に嬉しく思うと、お祝いの言葉を何度も言います。

するとそれが嬉しかった太郎は、千世を思い切り抱きしめました。

太郎は千世にしがみついたまま、喜んでいいんだよなと言い出します。

灯に喜び過ぎず、抑えるように言われていたのです。

それでも太郎はとても嬉しくて、叫びたいと言います。

千世は喜びで涙目になっている太郎の背中を叩いて、良かったですねと言いました。

その姿を遠くから目にした瀬尾は、千世が男に抱きつかれて笑っていることにショックを受けます。

千世は瀬尾の姿に気が付き、嬉しそうに近寄ろうとしました。

瀬尾は心臓がドクンドクンと大きく音を立てています。

そして涙がこぼれだしてしまいました。

これには瀬尾本人や千世、その場にいた潤や灯、太郎。みんな驚きます。

◆顔を真っ赤にして、走り去る瀬尾・・・

瀬尾は恥ずかしさで顔を真っ赤にすると、その場から走り去ってしまいました。

千世は瀬尾を傷つけてしまったことに気が付き、必死で瀬尾の後を追います。

息を切らして必死に追いかけ、千世はようやく瀬尾の手を掴むことができました。

しかし瀬尾は千世の顔を見ることもせず、一人にして欲しいと言います。

千世は太郎のことを説明しようとしますが、瀬尾は千世が太郎のことを好きだと誤解しているのか、千世は気に病まなくていいのだと言います。

瀬尾が勝手に千世を想っているだけで、少しだけキツかっただけだからと言うのです。

千世は瀬尾の手を離して、瀬尾の背中に額をつけ謝罪しました。

瀬尾が泣いているのを見るのは苦しくて、離れたくないと涙を浮かべます。

瀬尾はゆっくりを振り返ると、困ったような表情を浮かべました。

そんな瀬尾の表情を見た千世は、こんな時なのに能天気にも綺麗だと思ってしまいます。

◆手をつないで瀬尾の家・・・

手を繋いで瀬尾の家に向かった千世と瀬尾。

千世は部屋に入ると、少し落ち着きたいからシャワーを貸してほしいとお願いしました。

千世が脱衣所でドレスを脱ごうとすると、ファスナーが布をかんでなかなかおりません。

千世が強引に引っ張ろうとすると、いつの間にか脱衣所に入ってきていた瀬尾がファスナーを下ろしてくれました。

千世の背後に立った瀬尾は、千世の巻いている髪を可愛いと褒めます。

瀬尾はドレスアップしている千世が魅力的だと、早く言いたかったのがようやく言えました。

千世は瀬尾に褒めてもらえたことが、嬉しくて仕方ありません。

瀬尾は自分のためだと自惚れていいかと問いかけました。

瀬尾のためだと認めた千世を後ろから抱きしめた瀬尾は、今は少しも離れたくないから一緒に入ってもいいか尋ねます。

千世は顔を真っ赤にしながら、瀬尾のお願いにはいと返事をしました。

生徒

『全力で、愛していいかな？』第7話はここまで！

図書館館長

第7話では、瀬尾の涙が美しすぎます。
45歳にもなってこんなに純粋で、美しい泣き顔をできる男性ってあまりいないでしょう。
自分が泣いていることに驚いて、顔を真っ赤にするとか、どれだけ純粋なんでしょうか。
この一連の流れは、自分の汚れた心が洗い流されそうで、お勧めですよ。