ガンガンONLINEで掲載中の『わたしの幸せな結婚(顎木あくみ / 高坂りと / 月岡月穂先生)』の第22話のネタバレと感想をまとめました。
【『わたしの幸せな結婚』前話あらすじ】
葉月から淑女教育をしてもらう美世は、毎晩悪夢にうなされて眠れていないせいで顔色がよくありません。
しかし早く清霞に相応しい妻になりたい美世は、勉強を休むことなく・・・。
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『わたしの幸せな結婚』22話「鶴木新」ネタバレ
◆家で過ごす時間が減っている清霞は・・・
清霞はオクツキの件で仕事が忙しく、家で過ごす時間が減ってきていました。
オクツキに件で清霞が所属する対異特務小隊の負担は増す一方。
隊員たちは恨みの念を持った霊がいつ人里を襲ってもおかしくない状況に、毎晩交代で見回りや聞き込みを行っています。
もちろん日中の通常業務もおろそかにはできません。
毎晩悪夢にうなされて日に日に弱っている美世のことも心配でした。
おそらく薄刃の異能に関係していることとわかっていても、清霞には対処法がわかりません。
秘密主義の薄刃家を情報屋に探らせていますが、有力な情は上がってきていないのです。
もうそろそろ追加の調査結果が届く頃。
清霞は今回の調査結果で手掛かりが見つかってくれることを願っていました。
清霞は美世が今にも消えてしまいそうな不安で、ため息がこぼれます。
◆部下の五道が案内してきたのは・・・
清霞が頭を抱えていると、五道が宮内省からオクツキの件で派遣されたという男性を案内してきました。
五道に連れてこられた男性は街で倒れそうになった美世を助けた人物で、鶴木新と名乗ります。
新は24歳で優れた容姿の持ち主で、人のよさそうな笑みを浮かべていました。
質の良いスーツを着こなす新の印象は悪くありません。
新の実家は維新後から貿易会社を営んでおり、一度倒産の危機に陥ったものの持ち直して中規模会社として安定しています。
新は鶴木家の御曹司で不審な点は見当たらないのですが、宮内省職員ではない新が派遣された理由がわからずじまいでした。
清霞は事前に得ていた先入観のせいか、印象は悪くない新にいびつでちぐはぐな雰囲気を感じ取ります。
新は挨拶をした清霞のことを、女性を寄せ付けず凍土のように冷たいことで社交界では有名だから知っていると笑顔を浮かべました。
しかし清霞は世間話をする気はありません。
世間話を断られた新は内務省との連絡係をすることを伝えて、清霞に握手を求めます。
清霞は握手には答えず、代わりにどういう経緯で宮内省職員でない新が連絡係に任命されたのか説明してほしいと申し出ました。
しずかに出した手を引っ込めた新は、自分の仕事は交渉だと答えます。
実家の貿易会社の交渉が本業で、知り合いから交渉を依頼されることもあると言うのです。
新は言いにくいことを代弁するのが役割だと言いました。
清霞は新がオクツキや異能者にも詳しいと聞いてることを伝えると、新はそれが交渉術の要だと言います。
無知と侮られてしまえば終わりだから、事情に精通していると思わせるのも仕事のうちなのです。
◆オクツキについて話し始め・・・
ソファーに座った清霞と新は仕事の話を始めます。
二週間ほど前の深夜にオクツキの封印を解いた犯人は、宮内省の調査でもわかっていません。
清霞は今まで情報を出すことを渋っていた宮内省の代理としてきた新が、事情を話したことが気になります。
新は宮内省の術者では手が足りず、上層部にようやく理解してもらったからだと答えました。
清霞は悠長な宮内省の考えにため息がこぼれてしまいます。
今まで内密に処理をしようとしていた宮内省が協力を要請してきたということは、隠すのをあきらめたということ。
清霞は人命に関わる事案だから協力すると答えました。
現在宮内省の術者が回収したさまよい出た霊は七割。
帝は残り三割の攻撃的な怨念を持った霊に対して、異能での滅するように言っているそうです。
いつまでも現世にとどまる厄介な死者より、生きている人間を重んじて帝が滅却を命じるのも不思議はありません。
新は大海渡(おおかいと)少将も承認している命令書を清霞に渡しました。
◆話を終えた清霞と新は・・・
新は話を終えて帰ろうとする間際、清霞に最近婚約したという噂を聞いたと話しました。
清霞が婚約のことを認めると、新は自分も身を固めたいがなかなかうまくいかないからうらやましいと笑います。
結婚とは難しいと続けた新の空気が冷ややかなものに変わったのを、清霞は見逃しませんでした。
最後に握手で挨拶を交わして出ていく新を、清霞は静かに見送ります。
清霞にはどうしても新のいびつでちぐはぐな印象がぬぐえませんでした。
清霞は新という不安を残したままオクツキの重大事案に取り組むことを考えると、頭が痛くなります。
◆突然部屋に入ってきた五道は・・・
突然部屋に入ってきた五道は、何のためにオクツキを暴いたのかわからないと首をひねっていました。
清霞は勝手に部屋に入ってきたと注意しますが、五道は声を掛けていたのに気が付いていなかったのです。
五道は珍しく気配にすら気が付かなかった清霞の疲れを心配しました。
しかし清霞は疲れていることを否定して、五道を睨みつけます。
五道は疲れていないと言うなら良いが、堯人(たかいひと)にも忠告を受けているのだから気を付けるように言いました。
清霞は命を落とす人がいるかもしれないと言っていた堯人の忠告を忘れてはいません。
むしろ清霞の心に重くのしかかっています。
堯人は誰と名指しすることはなかったため、それは隊員か民間人か。あるいは清霞かわからないのです。
清霞は誰であっても命を落とす人がいない様、気を張っていました。
五道は真剣な顔で考え込んでいた清霞に、重荷に感じるなら放っておけばいいと適当なことを言い出します。
清霞が驚いていると、五道はそういえればいいが命令されている以上そういうわけにはいかないとため息をこぼしました。
もし命令されていなくても、清霞ならそんなことをできないと言いそうです。
そして五道は清霞が新の相手をしている間に情報屋が持ってきた報告書を渡しました。
五道は薄刃の調査がうまくいっていないなら、自分が調べようかと名乗り出ます。
しかし清霞は私事だから部下である五道が関与する必要はないと断りました。
それはただでさえ忙しい今、余計なことに労力を割いてほしくないからです。
五道は薄刃家を調べることは仕事にも関係すると食い下がりますが、清霞は認めません。
諦めた五道は部屋を出ていく途中、清霞に本当に気を付けるように言ってドアを閉めました。
◆薄刃家の調査報告書には・・・
五道が部屋を出ると清霞は調査報告書を確認します。
薄刃家は美世の母方の家系で、清霞は美世を悪夢から解放するために力を借りたいと思っていました。
しかし薄刃家は存在を徹底的に秘匿している一族で、公式の記録にも一切残っていません。
情報屋もなかなか手掛かりがつかめておらず、美世の実家 斉森の先代当主を探らせました。
美世の父親 真一と薄刃澄美(すみ)を結婚させたくらいだから、薄刃家と接触していたはずだと考えたのです。
ところが二十年以上前に息子が結婚してすぐに夫婦そろって事故死していて、有力な情報を得ることはできませんでした。
すると情報屋は美世の母親 澄美のだいたいの年齢から探っていくことにします。
情報屋は帝都内の女学校の名簿の中から、おおよその年齢に絞って「澄美」という名前の女性を探してみることにしました。
清霞は調査報告書に書かれた該当者の二十名ほどの情報に目を通します。
そしてその中に鶴木という名字が目に入りました。
鶴木は新の名字でありふれた名字とは言い難く、同じ時期に遭遇したことが気になります。
偶然か仕組まれたものかわかりませんが、清霞は鶴木家について更に調べる価値があると思いました。
今回は清霞の考えと清霞と新の話がメインだったので、重たい内容がメインでした。
五道が場を和まさなければ、ずっと緊張感漂っていたかもしれません。
五道は放っておけばいいなどふざけた発言をしますが、本来はそこまで不真面目ではないのでしょう。
だから清霞も信用して側に置いているのだと思います。
今回の五道はかなり癒し効果がありました。
たれ目のせいで少し幼く見える五道が口をとがらしているところなんて、かわいくて仕方ありませんでしたよ。
『わたしの幸せな結婚』22話「鶴木新」感想まとめ
清霞と葉月が抱いた新の印象は似たようなものでしたね。
葉月はいい仕立ての服を着て、所作も美しい。
清霞は自然に質の良いスーツを着こなし、印象が悪くない。
やはり同じ環境に育ってきたからなのでしょうか。
葉月と清霞の性格は随分違いますが、やはり姉弟だと思いました。
そして新は薄刃の関係者で間違いないと思いますが、清霞に結婚は難しいと言ったときの表情を見ると美世を清霞から奪う気なのでしょうか。
もしかして新が18話で謁見していた陛下と呼ばれる人物も薄刃の関係者なのかもしれませんね。
けれどこの陛下と呼ばれた人物はあの異能は潰すと言っていましたよね。
おそらくこの異能は薄刃家の異能のことでしょう。
そう考えると新は美世を消そうとしているということかもしれません。
清霞がいびつだと感じた雰囲気は陛下と呼ばれた人物の恨みが、新にも及んでいるからのような気がします。
どちらにせよ清霞と美世が幸せな生活を送れるようになるのは、もう少し先になりそうです。
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