『わたしの幸せな結婚』のネタバレ記事まとめはこちら↓
ガンガンONLINEで掲載中の『わたしの幸せな結婚(顎木あくみさん/高坂りとさん/月岡月穂さん)』第19話のあらすじと感想をまとめました。
《「わたしの幸せな結婚」18話ネタバレおさらい》
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『わたしの幸せな結婚』第19話ネタバレ
美世に淑女になるための指導をすることになった葉月は、自分は女学校を卒業していて幼い頃から沢山習い事をしていたから基本は教えることが出来ると言います。
しかし美世からすれば葉月は小姑。
その上、葉月は一度結婚に失敗しているため、美世が嫌ではないのかと聞かれました。
気にしないと答えた美世に嬉しそうに抱きついた葉月は、頬ずりして美世はとてもいい子だと褒めます。
葉月は可愛い義妹を連れて帰って教育すると言う提案を駄目の一言で断る清霞を、寂しくなるからだろうと茶化しました。
葉月に茶化された清霞は、言葉に詰まって不機嫌そうな表情を浮かべます。
美世はそんな風に仲良く会話する姉弟の姿を見ながら、なぜか寂しい気持ちになっていました。
そんな美世に葉月は淑女教育の目標を、二か月後のパーティーに設定してみてはどうかと提案します。
パーティーなど参加したこともない美世は、顔を真っ青にして動揺しました。
清霞から使用できなければ勉強したことが無駄になるから参加してみればいいと、背中を押されて美世は参加することに決ます。
葉月を見送った後、自室で葉月が貸してくれたたくさんの教本に目を通す美世。
その姿を見守っていた清霞は、美世の顔色の悪さを気にしていました。
夜あまり眠れていないせいで有ることを気が付いていた清霞は、勉強などより休んで欲しいと思っています。
しかし、嬉しそうに勉強に取り組む美世に勉強などしなくていいとは言えず、しばらく様子を見ることにしました。
その晩、フッと目を覚ました清霞は、寝床から起き上がりました。
美世が初めて家に来た時から感じていた、異能の気配に目を覚ましたのです。
清霞は美世の部屋に行き、異能の気配でうなされる美世に近づきました。
この異能の気配が、美世自身の異能の力なのか、薄刃家の仕業なのか今はまだ清霞でも判断が付きません。
美世は清霞が手を取り大丈夫と声をかけると、次第に落ち着きを取り戻します。
清霞は今は手を握って落ち着かせることしかできないことを悔やみました。
翌朝。
目を覚ました美世は、毎晩みる夢に疲れ切っていました。
悪夢を見るのが怖くなった美世は、眠るのをためらってしまい寝不足になっていました。
美世はそれでも清霞に心配をかけたくないと、気合を入れて起き上がります。
出勤する清霞を見送った美世は、思わず小さなため息をこぼしてしまいます。
そのため息に気が付いたゆり江が、美世の体調を心配しました。
美世は大丈夫と言って、ゆり江に心配させたことを反省しながら家事に勤しみます。
ある程度の家事を済ませた美世は、葉月が来る前に予習をしたいからと、ゆり江に後を任せて自室で勉強を始めます。
美世は良妻賢母について書かれた教本を読んで、清霞にふさわしい妻とはと考えました。
清霞を支え、名家である久堂家を共に守っていけるようになることではないかと思った美世は、本当に自分に務まるのか不安になりながらも勉強を続けます。
それから葉月が指導にやってきました。
美世は自分の前に座った葉月の些細な所作の美しさを見て、パーティーまでの二か月で葉月に近付けた自分の姿をまったく想像できず不安な表情を浮かべます。
葉月はそんな不安そうな美世に、今の美世の身のこなしも十分綺麗だからそこまで不安にならなくていいと声をかけました。
美世は斎森の家の名に泥を塗らないように立ち居振る舞いに気をつけていられたのは、幼い頃の習い事が役に立っていたように思うのです。
そんな美世のけなげな姿に感動した葉月は、美世に抱きつきました。
そして葉月は美世に、自分のことをお義姉さんと読んで欲しいと提案します。
言われた通りお義姉さんと呼ぼうとした美世は、香耶が自分を呼ぶ意地悪な声を思い出して心がざわついて呼ぶことが出来ませんでした。
葉月は家族になるのだから、仲良くなりたいと声をかけます。
美世は先日、清霞と葉月が仲良くしている姿を見て感じた寂しさの理由に気が付きました。
斎森家での恐怖の日々こそが家族の記憶だった美世は、幸せな家族である2人がうらやましかったのです。
葉月は無理にとは言わないが気軽に呼んでくれたらうれしいと、笑顔を浮かべます。
美世は気を使ってくれている葉月に喜んでほしいと、再度お義姉さんと呼ぼうとしてみます。
しかしどうしても呼ぶことが出来ず、今は葉月さんでもいいかとお願いしました。
葉月は「様」から「さん」に、一歩前進したと喜んでくれます。
美世は清霞と同じような葉月の優しさに応えることが出来ず、胸が痛くなるのでした。
『わたしの幸せな結婚』第19話感想まとめ
真面目な美世の性格があだとなりそうな気配です。
体調が悪くて、優しい清霞や葉月に甘えてはいけないと、無理を押して家事をしたり勉強したり。
倒れるまででも続けてしまうのではないでしょうか。
倒れてしまってから、心配をかけたことを反省するパターンになる気がします。
清霞が美世の顔色の悪さは、夜寝られていないせいだと読んだ時、仲良しなのはいいけど勉強や家事に忙しいんだから寝かせてあげようよと思ってしまいました。
しかしそんな下世話な話ではなく真面目で危険そうな話だったので、清霞に謝罪したくなってしまいました。
下世話な風に思ってすみません。
それにしても毎晩美世がうなされる異能の気配は一体何なのでしょう。
美世の異能が覚醒しようとしているのでしょうか。
それとも薄刃家の誰かの仕業なのでしょうか。
どちらにせよ美世はこれから、異能の世界に関わるようになることは間違いないようです。
そして美世は随分、自分が幸せで有ることに慣れてきたように思っていましたが、トラウマはまだ残っているようですね。
清霞や葉月の優しさに甘えてばかりいられないと、無理をしてしまうところとかもそうですが、一番は葉月をお義姉さんと呼べないところでしょう。
香耶が奉公に出て近くにいないとわかっていても、美世は香耶を思い出して呼ぶことが出来ないようです。
美世が斎森家の呪縛から解かれる日が早く来てほしいものです。
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