【わたし、今日から「おひとりさま」】8話ネタバレ｜じゅりの話を聞こうとしない泉は！？

◆この話はやめようと言い出した泉に・・・

ミチが亡くなっていることを知ったじゅりが泉を心配しますが、泉は拗ねたようにじゅりのことを怖いと言って話をやめようとします。

じゅりは笑顔を崩さない泉が、このままでいいわけがないと思っていました。

ミチが亡くなったことを受け入れる様に言われた泉は、雑音の様にうるさく感じます。

泉の脳裏には、ミチがいなくなった日のことが巡りました。

くつ下がないと騒いだミチが、時間がないから朝ごはんはいらないと言って学校に行ったあの日。

泉は玄関先までミチを見送りました。

その後、泉は近所で車が突っ込んでくる事故が有ったという噂を耳にします。

残念ですがと言われた声も。

うちの子だと思ったらと同情する声も。

泉が狂ったようで旦那が大変そうだという噂の声も。

ミチママ頑張ってと応援する声も。

ミチちゃんはいい子だったと思い出を語る声も。

泉の耳には雑音にしか聞こえず、うるさくて仕方ありませんでした。

ミチの祭壇の前で泣き崩れる泉に、旦那は「お前はもう泣くな」と言ったのです。

その旦那の声は泣き崩れていた泉に、深く刺さりました。

◆顔を覆っていた泉に・・・

じゅりは顔を覆ってしまった泉を心配して、大丈夫？と声を掛けます。

顔を上げた泉は笑顔で大丈夫と答えました。

泉は旦那が無くなって言ったから笑っていると言って、不気味な笑顔を浮かべます。

旦那の言葉に洗脳されたかの様に無理に笑う泉を見て、じゅりは恐怖を覚えました。

泉はそうすればミチが安心するから、このままでいいのだと笑みを浮かべます。

じゅりが言葉を失っていると、泉は喉が渇いたからコンビニに言ってくると言って立ち上がりました。

じゅりは心配で一緒に行くと言いますが、泉は1人でいいと断ります。

じゅりは後を追おうとしますが、泉はさっさと出て行ってしまいました。

泉はじゅりが何を言おうと、じゅりにこの気持ちはわからないと思います。

◆外に座り込んで飲んでいた泉に・・・

外に座り込んでいた泉に、やって来た紐野はこんな時間にどうしたのかと笑いかけました。

泉が遅いと悪態をつくと、日尾野は薄着の泉に自分の上着を着せて飲み足りてるか尋ねます。

泉が笑顔で全然足りてないと伝えると、紐野はいいとこに行くかと尋ねました。

◆紐野に連れてこられたのは・・・

泉は紐野に連れられてタワーマンションにやってきました。

窓からの夜景がキラキラする部屋に驚いている泉に、紐野は自分の家だと言います。

泉はヒモだと思っていた紐野に、家が有ることに驚きました。

紐野の部屋には必要最低限の家具しかありませんがとても広く、この家も貢物なのか尋ねます。

紐野は女の人から貰ったお金で飲食店を始めたら儲かったので、今では様々な飲食店を10店舗ほど経営していると言いました。

泉が働いているカレー屋もその一つだというのです。

紐野が毎日カレー屋に来ていたのは、オーナーだったからでした。

そして泉が雇ってもらえたのも、紐野のおかげだったのです。

紐野はあまりの衝撃的事実にふらついた泉をベッドに座らせると、ゆっくり顔を近付け唇を重ねます。

泉は自分はお金を持っていないと伝えると、泉の手を握った紐野は泉は特別だと言いました。

泉はそのまま紐野に抱かれながら、ミチにママは幸せと心の中で伝えるのです。

生徒

『わたし、今日から「おひとりさま」』第8話はここまで！

図書館館長

第8話では、旦那が泣くなと言ったから笑っているのだと言ったときの泉の笑顔は、恐怖でしかありません。
泣きそうなのを我慢して無理に笑っているせいで、普通の笑顔が作れなかったのかもしれませんね。
不気味な笑顔は泉の壊れた心を表しているのでしょう。
恐怖でしかない笑顔ですが、そう思うと切なくなってきました。

『わたし、今日から「おひとりさま」』8話「お前はもう泣くな」感想まとめ

泉もミチが亡くなっていることは理解しているのでしょう。

でも旦那に泣くなと言われたから、笑顔でいるためにミチが亡くなったことを否定して生きているのではないでしょうか。

それでも現実にミチはいないわけで、泉の心はギャップでどんどん歪んでしまっています。

もし旦那が泣くのをやめろと止めずに、一緒に泣いていたら少しは違ったのでしょうか。

それともやはり変わらずに壊れてしまっていたのでしょうか。

泉がじゅりにはわからないと思ったとおり、他人には理解できるわけがありません。

唯一同じ気持ちを持っているのは旦那だけでしょうが、旦那も辛くてずっと泣き崩れる泉のフォローまでは出来なかったのでしょうね。

今までヘラヘラして人に頼る泉に少しイラっとしていましたが、今はヘラヘラしていないと生きていけなかったのだろうと想像できます。

周囲がいくら励ましても、同情しても、泉にはうるさく聞こえていたのですね。

全てが面倒になったのか、泉は紐野に抱かれてしまいました。

最後にミチに幸せだと言っていますが、それは本心ではないと思います。

紐野に抱かれたことで、また更に泉の心が歪んでしまわないか心配になりますね。