COMIC ROOMで掲載中の『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される(小椋あん/COMIC ROOM先生)』の第4話のネタバレと感想をまとめました。
【『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される』前話あらすじ】
アルビオン国の将軍ファラーの屋敷にやってきたアンナ。
ファラー将軍はアンナが苦しみ絶望することこそ自分を昂ぶらせると言い、
愉快そうに父を討った時の様子を語ります。
こみ上げる怒りをこらえたアンナは、作戦のために自らファラー将軍を誘いますが・・。
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『辺境伯令嬢は隣国王太子に溺愛される』第４話ネタバレ
◆突然現われたその男は・・
ファラー将軍に押さえつけられ、狂気に満ちた暴言を聞きながら、アンナはファラー将軍を暗殺するタイミングを狙っていました。
あと一歩、もう少しで父を殺した憎きファラー将軍を殺すことができる、手にしたナイフに力が入ります。
そして、アンナはついに手にしたナイフを振りかざし、将軍の首を切り裂こうとします。
しかしアンナの振りかざしたナイフを持つ手は、何者かの手に取って一瞬で制止されてしまいます。
アンナは突然の侵入者に驚きます。
今、まさにアンナに殺されかけていたファラー将軍ですが、その侵入者の顔を見ると、慌てた様子でベッドから飛び降りると、ケネス王子と呼んで床にひれ伏しました。
ケネス王子と呼ばれるその者は、ファラー将軍に冷たい視線を落とすと、この状況の説明を求めるのでした。
そして、ハルミッヒ侵攻を勝手に引き上げたファラー将軍に、これは王への反逆ではないかと責め立てます。
ケネス王子の話を聞く限り、どうやらハルミッヒと交わされた交渉は、全てファラー将軍の独断だったようです。
王の命令通り動かず、独断で侵攻を終わらせ、交渉まで勝手に行ったファラー将軍、自分一人の手柄にするつもりだったのではないかと、ケネス王子はさらに追求するのでした。
ひれ伏したまま、顔を青ざめるファラー将軍は言い訳をしようとしますが、ケネス王子の冷たく鋭い瞳の前では、王への反逆心ではないと告げるのがやっとの様子です。
その様子を見ていたアンナですが、ファラー将軍ほどの地位にいる人間が、このようにひれ伏し恐れるということは、やはりこの者はアルビオンの王子ケネスだと確信します。
◆次こそは成功させる！祈るアンナですが・・
この者が本当に王子であれば、今この者も殺せばアルビオンを倒せる、そう考えたアンナでしたが、先ほどからケネス王子によって押さえられているナイフを持つ腕は、ビクともしません。
しかし、アンナにはまだ次の手が隠されています。
かすり傷でも良い、少しでも掠ってくれれば作戦は成功するのです。
アンナは別に隠し持っていたナイフに手をかけると、成功しますようにと亡き父に祈ります。
そしてアンナは次の瞬間、ナイフを一瞬で抜くと、ケネス王子に向かって振り下ろしました。
ファラー将軍とのやりとりで、気がそれていると思っていたのはアンナだけで、ケネス王子にはその動向がしっかりつかめていたようです。
一瞬で王子に組み伏せられると、アンナはベッドに押し倒されます。
こうしてケネス王子暗殺はあっと今に失敗してしまいました。
ケネス王子の力は強く、とても逃げられそうにありません。
その様子を見ていたファラー将軍は驚いた様子で、アンナはまるで獣のようだと暴言を吐くのでした。
ケネス王子に押さえられ動けないアンナですが、抵抗するように暴れ、ケネス王子を睨むと、絶対に殺してやる、諦めないと言うのでした。
この状況下で憶することなく、自分を睨み、自分を殺し国も壊してやると言うアンナにケネス王子は興味深く感じ、目を見開くと、大きな声で笑い出し、アンナにある提案をするのでした・・。
ケネス王子とファラー将軍の緊張感のあるやりとりの最中でも、さらにケネス王子暗殺まで考えるアンナは本当に勇敢です。
ケネス王子暗殺に向けて様子をうかがっているシーンのアンナの表情から、こちらにも緊張感が走りました。
残念ながらケネス王子にはあっという間に押さえられてしまい、失敗してしまうのですが、その時のファラー将軍の表情が面白すぎましたｗ
ファラー将軍の叫びは、ケネス王子へ向かう無鉄砲なアンナへの恐怖心も兼ねた叫びなのかもしれませんね。
イヤな感じのファラー伯爵がケネス王子に責められているシーンはスカッとして見ものです！
『辺境伯令嬢は隣国王太子に溺愛される』第４話感想まとめ
◆ナイフを持つ手を制止されたアンナは
ファラー将軍を殺すタイミングを待っていたアンナ、やっとその時が来たというのに、ナイフを持つ腕は何者かの手で制止されます。
ようやくファラー将軍を倒すチャンスがやってきたというのに、とんだ邪魔者が入ってきましたね。
ファラー将軍は命拾いしましたが、なんともタイミングが悪い・・。
ベッドから取り降りてその侵入者にひれ伏すファラー将軍。
殺されかけていた事もそっちのけになるくらいに、この侵入者はファラー将軍にとって恐ろしい人だということなのでしょうね・・。
あれだけ偉そうにアンナに暴言を吐き、狂気に満ちていたファラー将軍とは思えませんｗ
ケネス王子と呼ぶその人にひれ伏す様子は、先ほどとは別人のようです。
◆状況説明を求められるファラー将軍
ケネス王子の登場にひれ伏し怯えるファラー将軍、ケネス王子は見下すように視線を落とすと、ハルミッヒ侵攻について王を欺いているのではないかと責めます。
ファラー将軍の怯え具合が半端ないですねｗ
それだけこのケネス王子という人は怖い人なのだと想像できます。
確かに人を見下すように見る視線も、顔色一つ変えないところも冷たい感じがしますよね。
王子の話によれば、今回のアンナを差し出す事や兄を解放し一時休戦するという交渉ごとは全てファラー将軍の独断で決定した様子です。
ハルミッヒ家にとっては今回の交渉は悪い話でもありませんでしたから、ハルミッヒ家から見れば、ファラー将軍は良い働きをしてくれたと言えるかもしれませんね。
しかしアルビオン国側からすれば、王の許可もなく大事な交渉ごとを勝手に決めてしまったファラー将軍の行いは、許されないことですよね。
しかも今回の戦果を自分だけの手柄にしようとしていただなんて、ファラー将軍の器の小ささを感じてしまいましたｗ
◆アンナ再チャレンジ
ファラー将軍とケネス王子のやりとりを見ながら、アンナは思いつきます。
今ここでケネス王子も殺せば、アルビオン国ごと滅ぼせるのではないかと・・。
さすがは勇敢な父に似たアンナです、まだ次の手を持っていましたね。
この状況でもケネス王子まで暗殺してしまおうだなんて、さすがです！
こんな勇敢なヒロインですから、つい応援したくなってしまいますよね☆
しかし、せっかくの機会でしたが、相手も上手・・一瞬で押さえつけられて失敗してしまいました。
ファラー将軍とのやりとりをしながらも、しっかりアンナの動向も感じ取っていたのですね・・このケネス王子、なかなかできる男のようですね。
それに対して、王子まで襲ったアンナを見て、叫びながら暴言を吐くファラー将軍・・どうしても小物間が隠せませんｗ王子との格の違いを感じます。
アンナに襲われかけたケネス王子はアンナを見て大笑いをするのですが・・。
できる王子ではありそうなケネス王子ですが、どうも普通の人には思えません。
どんな人かまだ分かりませんが、もしかしてファラー将軍より厄介な人なのでしょうか？
この先アンナとはどのような関係になっていくのでしょうか？！
まだまだケネス王子の謎が沢山です、次のお話で明かされるのか・・。
次回のお話が早く読みたいですね♪
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