COMIC ROOMで掲載中の『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される(小椋あん/COMIC ROOM先生)』第11話のネタバレと感想をまとめています。
【『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される』前回のお話しのあらすじ】
アルビオン王国の中央都市パリスに着いたアンナ一行。
そこはハルミッヒよりも栄えた都市でした。
そんなアルビオンで新しい生活を始めるアンナですが、
あまりの快適さに幸せを感じるのでした。
そんなある日、アンナのもとにある女の子がやってくると・・。
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『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される』第11話あらすじネタバレ
◆ケネス王子に別の婚約者がいると聞いたアンナは・・
突然現われたケネス王子の妹メリーヌから、王子には別の婚約者がいると聞かされたアンナは、自分とハルミッヒ家を侮辱されたと憤り、今すぐに王子を殺しに行くと剣を手に取ります。
その狂気じみたアンナの行動にメリーヌは驚くと、アンナはまだ正式な婚約者ではないだろうと告げ、アンナの腕を掴んで制止します。
しかしアンナにとって最早、自分が正式な婚約者かどうかなど、そんなことはどうでも良いのです。
アンナはただ、自分以外に婚約者がいるケネス王子が、その事実を隠して求婚してきたことが悔しくて、許せなかったのです。
自分の制止も聞かないアンナにメリーヌは我慢できなくなり、実はケネス王子はその婚約を破棄するつもりなのだと告げました。
アンナはそんなケネス王子の行動がとても理解できず、驚きを隠せないのでした。
◆アルビオン王国の実情
驚くアンナにメリーヌは今のアルビオン王国の実情を語り始めます。
話を聞くと、ミリーヌとケネス王子の父である、アルビオン国王。
現在の王はエクリプス家の娘の誘惑に溺れ、メリーヌやケネス王子の実母を追い出すと、妻の座に彼女を据え、彼女の言いなりになってしまっているとのこと。
そしてエクリプス家は今度は王だけではなく、ケネス王子を掌握しようと別の娘と婚約を結ばせ、王家自体を乗っ取ろうと画策していると言うのです。
ここまでの話を聞いたアンナは、出会った日にケネス王子が告げた言葉を思いだすと、彼の野望がこのアルビオン国を滅ぼした後、一から作り直すと言う意味だったと理解します。
そしてそのために必要なモノはグラナス帝国の後ろ盾なのです。
ハルミッヒを制圧し、その娘であるアンナと婚姻をすれば、おそらく帝国と近づくことができる・・・そんな算段をしていたのでしょうか。
アンナはアルビオン王国の争いに利用されるただの道具だったのです。
しかし、自分に果たしてそのような価値があるのでしょうか・・・厄介払いのように差し出された自分のためにグラナス帝国は動いてくれるでしょうか。
そんなことを考えると気分が落ち込むアンナでしたが・・。
『売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される』第11話あらすじ感想
◆ケネス王子には婚約者がいた？！
突然現れたケネス王子の妹メリーヌはケネス王子には他にも婚約者がいると言います。
いきなり別に婚約者がいると言われても、びっくりしますよね！アンナにしてみれば、一度は夜を共にしようと覚悟した相手ですから、なおさらショックだったのかもしれませんね。
そして、剣を手にするとケネス王子を殺しに行くと憤ります。
そこで剣を取って殺すという思想にいたるところが、アンナらしいですよねｗこの時の殺気に満ちた表情は、勇ましくて凛々しくて、アンナが男性だったら惚れてしまいそうですよ。
そんなアンナを見て、メリーヌはドン引きしてしまいますが、すぐに止めるのでした。
まぁ、いきなり剣を手に取って兄を殺しに行くと言う令嬢など、普通では考えられないですよねｗそこがアンナの良いところなんですが・・。
先ほどまでギャンギャン騒いでいたメリーヌの引いた表情が面白かったですｗ
◆アルビオン王国の問題
怒るアンナを止めたいメリーヌは、アンナはまだ正式な婚約者ではないだろうと制し、ケネス王子は今の婚約者とは婚約破棄をするつもりなのだと言うのです。
妹メリーヌがそう言うのであれば、婚約破棄をするつもりなのかもしれませんが、できればこういうことは、本人であるケネス王子から聞きたいですよね。
そして続けて聞かされたのは、アルビオン王国の現状でした。
実は今のアルビオン王国は二人の父である王が、エクリプス家の娘にのめり込み、ついには二人の実母と離婚してまで妃の座を与え、今はもうその妻の言いなりなのだと言います。
そして、今度はケネス王子にまでエクリプス家の娘と婚姻するように仕向けられたそうです。
このままではアルビオン王国はエクリプス家に乗っ取られる危険があるのです。
そんな事はアンナには関係ないじゃないか！と思ってしまいましたが、ケネス王子からしてみればアンナは最後の切り札なのかもしれませんね。
アンナは自分が争いのための道具だったのだと思うと悲しくなってしまいます。
人質に出された時、厄介払いをされるように選ばれたアンナでしたから、新しいこの国で王太子妃としてやっていく事を決心していただけに、悲しかったんですよね。
自分の価値を見失ってしまうアンナの様子は、勇ましさに隠れた繊細さが見えて切なくなってしまいました。
そして、この先のことを妹メリーヌから聞かされるアンナですが・・。
前回に引き続きケネス王子が不在のままストーリーが進みますが、次回あたりには登場してくれるのでしょうか？
早くケネス王子の口からアンナを安心させてあげてほしいと思いつつ、次回を楽しみにしたいと思います。
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