スキして?桃色日記で大人気の作品『オネエ系ヤクザに毎晩溺愛されてます(天真夜)』の第27話のネタバレをまとめました。
《『オネエ系ヤクザに毎晩溺愛されてます』第26話ネタバレおさらい》
トイレのために部屋を出たさらは、ロビーで月を見ていた辰巳と顔を合わせます。
そこで、辰巳から「こんな女の子がいるのなら、縁談なんて断らなければ良かった」なんて告げられてしまうさら。
しかし、そんな辰巳を睨みつけるようにして、絢胤が現れて…？
『オネエ系ヤクザに毎晩溺愛されてます』第27話「情」ネタバレ
10年前のことです。
当時荒れていた絢胤は誰彼構わず喧嘩をしていて、そんなことから甲崎組の組員にまで手を出してしまい、玄武によって組に呼ばれてしまいます。
そこには報復のために呼ばれたのだと思った絢胤ですが、玄武は何故か絢胤に、この家にいて良いと告げてくるのです。
わけがわからずにいた絢胤ですが、結局、家には居づらいことから玄武の家に居座って、そこで仲良くなったのが同じく組に出入りしていた辰巳でした。
他の組員の多くが、組員に手を出してボコボコにした絢胤を目の敵にしたり、避けたりするものが多い中で、気にせず距離を縮めてきた辰巳。
次第に絢胤は、辰巳と共に過ごす時間が多くなります。
それから絢胤は、その家で子供たちに優しく接する慎士（しんじ）にも出会いました。
慎士は組長の実の息子ながらも野心がなくて、組長夫婦が色々と拾ってきた子供たちの面倒を見ていた慎士。
そうして、辰巳はそんな風に、玄武の実の息子の慎士が跡目を継ぐ気がないことを好都合だと感じていました。
甲崎組の跡目を狙っていた辰巳。
絢胤は、そんな風に野心をもった辰巳のことを格好良いと思っていたのですが…一方で、辰巳が屋敷で子供にぶつかって子供の方が派手に転んでも顔色ひとつ変えないところを見てしまいます。
自分の興味のないことは目に写っていないかのように一切気にかけず、玄武が引き取って奥さんの美鶴と共に愛情を持って育てる子供たちに対してそんな態度を取る辰巳のことは、絢胤はずっと理解できずにいました。
ですがそんな中で、絢胤が女の子を助けようと甲崎組以外の組員とトラブルを起こしてしまいます。
そんなことから、責任を取ると名乗り出る玄武。
絢胤はわけがわからないままでしたが、そんな玄武は目の前でケジメとして、相手の組長に拳銃で足を撃たれてしまいました。
そうして、絢胤を庇って足を負傷した玄武の「はみ出しものの居場所を誰かが作ってやらないといけない」なんて言葉が、絢胤には響きます。
それから、屋敷に戻り、玄武の奥さんである美鶴と顔を合わせた絢胤。
自分がしてしまったことに罪悪感を感じて、彼女に優しくされると「全部俺のせいで、俺が憎いくせに。こんな風に優しくするなんて…！」と、美鶴に当たってしまう絢胤ですが、そんな絢胤の頬を殴る美鶴。
「あの人が守ると決めたガキなら、私だって見放さない！」
そうして、そんな美鶴の言葉に、絢胤はつい、泣いてしまうのです。
その後、自分の気持ちを入れ替え、玄武の元で彼に尽くして生きていこうと、頭を下げる絢胤。
けれど、そこで絢胤は「組を継ぐつもりはないか？」と告げられます。
というのも、玄武もまた、行き場がなく拾った子供達に目もくれない辰巳の事を良くは思っていなかったのです。
後を継ぐなら、『情』を持つものにしか任せられず、「跡目を選ぶならお前が適任だ」と声をかけられた絢胤。
しかし、これが辰巳との仲を裂いた1番の理由でした。
お話は現代に戻り、会合後に対面する絢胤と辰巳のやりとりです。
辰巳から四条組を奈津目組の傘下にして、甲崎組の跡目争いからは引くよう告げられた絢胤ですが、そこでキッパリ自分が跡目を継ぐからと辰巳の提案を断ります。
しかし、そんな絢胤の姿を見て、怖い顔つきになる辰巳。
「お前が大切にしている何もかもを奪って、自分からあのとき提案を飲んでいれば良かったと思うくらい、後悔させてやる！」
そんな風に、絢胤はふっかけられてしまって…？
『オネエ系ヤクザに毎晩溺愛されてます』第27話「情」感想と考察
お話は、とうとう絢胤と辰巳の過去が明かされました。
辰巳に関してはネコを被ってそうだなぁと、前回のお話で感じることがありましたが、実際、そんなところが見えましたね。
辰巳は【興味のないことには全くもって無関心】で、当時も、甲崎組には、行き場のなくなった子供達が何人かいたものの、そのうち1人とぶつかっても顔色ひとつ変えない辰巳。
まるで、子供達のことを石ころのように見ている辰巳の感じに、すごくハラハラさせられました。
なんとなくですが、辰巳はきちんと人を愛せなさそうだなぁと感じます。
呼ばなくても女の子が集まってくるような外見と地位でそもそも、人を愛して大事にすることがないのかもしれませんが、本当にさらは絢胤の元に来て、結果的に良かったねなんて思えました。
さらが辰巳の元に嫁いでいたら、ちゃんと愛してくれていたかな…？
本当に、さらは絢胤と出会ってくれて良かったです！
組長の地位が欲しい辰巳と、そんな彼に組を任せられないと感じる絢胤。
そんな2人の対立はハラハラしました。
それから、今回は玄武の足の怪我についても描かれていて、実は絢胤が起こしたことの責任を取るために、足を差し出した玄武。
ヤクザの世界の怖さと、人情の部分が見えるところであり、玄武の男前っぷりは最高でした！
絢胤と同じく、辰巳には組を任せたくないと感じている玄武。
お話はさらを巻き込んで、ヤバい方向へと進んでいきそうです！
後は、少し細かなことなのですが、本編の中で気になったシーンがいくつかあって、ほんの少しですがヤクザに絡まれていた女の子がさらに見えて気になりました。
もしかしたら、ただそんな風に見えるだけかもしれませんが、もし絢胤が助けたその女の子がさらで、さらと絢胤が、過去に接点があったとするなら、ドキドキする展開ですよね？
他にも、同じく過去のシーンで慎士が特に気にかけていた、育児放棄で捨てられていたという男の子がいて、なんとなくですが、それが健（たける）じゃないかなぁと感じました。
確か以前（8話）に、慎士と健が兄弟みたいに思い合っているみたいなお話があったので、そんな気がします。
まだ幼いながらも、顔つきが健に似ている気がするんですよね。
本編ではきちんと説明されていないものの、そんな風に色々推測ができる展開は、読んでいてすごく楽しめました。
お話はラスト、とてつもなく不穏な展開で終わります。
絢胤が辰巳の提案を断り、一色触発の2人！
次回のお話も楽しみです！！
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