PRIMOで掲載中の『望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す(紡木すあ/古池マヤ先生)』の第4話のネタバレと感想をまとめました。
【『望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す』前話あらすじ】
顔を会わせないまま季節を越えたキースとティナ。久々に顔を合わせると、ほのかに甘くやさしい時間が訪れて…。
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『望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す』第4話ネタバレ
♦園遊会で事件が…
キースと別の女性が付き合っていると、目の前で二人の様子を目の当たりにして、想像以上にショックを受けるティナ。
ティナは、キースに交際している相手がいることは初夜の日に告げられていましたが、それでも悲しみが隠せませんでした。
そして、園遊会でひとりでぽつんといるティナが気になりつつも、仕事の話を他の参加者に振られてなかなかそばにいけないキース。
キースは、ティナの様子をずっと気にかけていました。
園遊会は進み、王妃が開くお茶会に、女性陣が参加することに。
ティナも指示の通り、向かいますが、その途中、メイドがティーカップなどがティーカップなどを乗せた重そうなお盆を運んでいました。
不安定なお盆は、ついに落としてしまい、メイドは青ざめた様子。
ティナはすぐにそばにかけより、心配をし、割れた破片を片付けていると、物音にかけつけた王妃が現れます。
王妃は、そのティーカップが高級品だと告げ、メイドはさらに顔を青ざめます。
メイドが落としたと知られれば、このメイドは罰を受けてしまうと察したティナは、咄嗟にメイドをかばい、自分のせいだと言いました。
王妃は、ずっと男性の目に届かないところでティナに仕掛けようと思っていました。
そのため、絶好の機会を逃すまいととことんティナに詰め寄ります。
そして、ティナは弁償はできないのでその代わりに何でもすると王妃に言います。
王妃は、口角を上げて、お茶会の際に侍女として働くように命じるのでした…。
♦王妃の提案で、侍女として働くことに…
お茶会のなかで、侍女として働かされることになったティナ。
ティナは給仕は板についており、テキパキと仕事をこなしていきます。
あのとき、ティナにかばってもらったメイドは、ティナを手伝おうとしますが、他のメイドに止められます。
ティナのことを手伝うと、最悪クビになってしまうからです。
ティナは気にすることなく、一人でどんどん仕事をします。
そして、王妃はお茶会で告げます。
ティナがお茶会で侍女として働いていることは他言無用。
特にキースには絶対に秘密だと…。
♦キースとティナの庭園での時間…。
キースは、王妃が帰ってきてからというものの私物により費用を使いまくる王妃に頭を悩ませていました。
なんとしてでも国民への援助は捻出しようとするキース。
そんななか、ふと窓を見ると庭園の様子が気になり、庭園に向かいます。
庭園には、いつものようにティナが木の下で読書をしていました。
キースは、庭園にいるティナの風景を見てどこか安心をし、どこかホッとする感覚があります。
ティナは、キースに気がつくといつものように嬉しそうに顔をあげ、礼儀正しくお辞儀をします。
キースは、ティナの他の令嬢とは違い一切媚びたりしないこと、いつも穏やかに微笑むだけのこと、この空間が居心地のいいものになっていました。
しかし、まだティナがなにか企んでいる可能性も捨てきれません。
キースは、自分がこの庭園にくることは、あくまで庭園が気に入っているからだと自分に言い聞かせながら、今日もベンチに腰かけるのでした。
すると、突然強い風が吹き、キースが持っていた書類が飛ばされてしまい…?
王妃にあくらかに意地悪をされているにも関わらず、ティナは一切いやな顔をせず、メイドをかばって侍女としての仕事を全うします。
ティナの優しさや、自己犠牲の精神がかっこよくもあり、どこかで不安…。
いつか報われてほしいと願うばかりです…。
『望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す』第4話感想まとめ
♦明確に描かれた、キースの想い
媚びたりしない、ただやさしく微笑む、わがままも言わないティナに、キースは少しずつ、ティナと過ごす時間に癒しを感じていることが描かれ、読者としては沸きました。
しかし、まだ信じきれないのは、キースが背負っているものがとても大きいから。
もしもの時に困るのは、国民たちなのです。キースの気持ちも共感しつつ、ティナの存在が受け入れられはじめていることに嬉しさを感じました。
そして、これは本編を是非読んでほしいのですが、最後のシーンが本当にぐっときます。
キース…!!となりました…。
キースとティナの心の縮めかたはかなりゆっくりですが、二人なりのペースで幸せになってほしいと願います。
♦キースの国への想いと、王族との対立…。
キースが国の財政管理をしているのですが、王と王妃の自分勝手な金遣いにより悩む様子が描かれ、これからキースと王族の対決。身内同士の対立もしそうでひやひやします。
王族の複雑な関係ゆえですね…。
ティナとの関係も気になりつつ、この国でのキースのたち位置の展開も非常に気になります。
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