マンガMeeで掲載中の『モラルハザード(下北沢ミツオ/月瀬いづみ先生)』の第2話のネタバレと感想をまとめました。
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『モラルハザード』第2話ネタバレ
◆夫の実家・・・
夫 亮太の実家に法事で帰省した帰りの杏子は憂鬱な気持ちを引きずっていました。
大事なしきたりに長男の自分が出ないわけにはいかないという涼太。
しかも亮太は義両親が杏子や娘の莉伊佐に会いたがっていると信じていて、杏子は目が腐っていると思ってしまいます。
誰もがうらやむ経歴を持つ杏子は、集まってくる男性の中から選んだ涼太と結婚しました。
親戚は皆 地位と名誉を持つ権力者で、父親は東京で開業医という亮太と結婚したときはまでは女としての全てを手に入れたと信じていたのです。
◆不妊治療・・・
結婚後なかなか子供ができなかった杏子は、不妊治療をすることになります。
治療は完璧な人生を歩んできた杏子にはかなり辛いものでしたが、子供を授かることができ幸せでした。
ところが授かった子供が女の子だと知った義両親は男の子を生まなかったことを非難し、杏子のことを子供を産むための道具と思っていることがわかります。
それから杏子は親戚の集まりがあるたびに、「2人目」「次は男の子」と言われ続けていました。
今回の法事でも同じように言われていた杏子は、親族はみんないなくなればいいとさえ思うようになります。
杏子は嫌いな法事の帰りに見た綺麗な夕日を撮影して、ドライブに行ったと嘘をSNSに書き込みました。
◆ママ友のSNSチェック・・・
SNSをチェックしていた奈美は贅沢しているように見える杏子のSNSにムカついて、平凡な更新しかしない真琴のSNSを見て見下そうと思っていました。
ところが真琴が今回 更新していたのはディナーに行った時の幸せそうな家族写真で、更にむしゃくしゃしてしまいます。
奈美の夫 陽介の帰りは遅く、家族仲が良い2人が羨ましくて仕方ありません。
奈美が水商売をしていた頃に口説かれて結婚したということもあって、帰りの遅い陽介が本当に仕事なのかと不安でした。
奈美のことを羨ましいという杏子と真琴は自分と違って裕福な生活を送っていて、奈美は恥ずかしくて本当のことが言えずに見栄を張って自分を取り繕っています。
奈美は何も知らないで幸せそうにしている二人を、おめでたい奴らと思っていました。
今ではセレブではないママを見下している杏子が、ただただ生まれてきてくれた娘を愛おしく思える母親の笑顔をしていて複雑な感じがします。
この時の気持ちを思い出せば、人を見下すようなことはできないんじゃないでしょうか。
先に出産した友人に出産のことを言われて腹が立った時の気持ちや、義両親に男の子で無かったことを責められた時の気持ちを思い出してほしいものです。
そうすれば心の底から幸せだったときのことを思い出せるはずですよね！
『モラルハザード』第2話感想まとめ
◆子供の性別
杏子の夫 亮太の父親は医者なんですよね。
それなのになぜ杏子に次は男の子を出産するように言えるのでしょうか。
子供の性別は精子が持つ染色体で決まります。
現在では割とメジャーな話になってきているのですから、医者である亮太の父親が知らないはずはないですよね。
知らないというなら、古い知識しか持っていない医者ということです。
そんな医者に見て欲しくないですよね。
杏子に男の子を出産するように言うなら、亮太にY染色体を持つ精子しか出すな！とでも言えば良いんですよ。
それができるなら杏子は男の子を出産できるんですから。
自分の息子は可愛くて言えないってことなんですかね。
医者としても、父親としても恥ずかしい人ですね。
◆それぞれの夫
亮太はよくも悪くも争いごとが嫌いな穏やかな人のようです。
しっかり仕事もして、杏子や莉伊佐のことも愛しているように思えます。
けれど都合のいいところしか見ていないようで、杏子が親戚たちから二人目は男の子と言われているのに気が付いていません。
頑張って愛想笑いをしている杏子にも気が付かず、両親の莉伊佐に対する嫌味にも気が付かず。
杏子が脳みそ腐っていると思うのもわかる気がします。
奈美の夫 陽介はあまり自宅に帰っていないようですね。
しかも会社をいくつも経営している実業家というのも怪しい気がします。
自分のマンションが会社から遠い横浜にあって、結婚したら都内に有った奈美のマンションで暮らすようになったというのは怪しいですよね。
なんでわざわざ会社から遠い横浜にマンションを持っているんでしょう。
結婚したのに手狭な奈美のマンションに転がり込んだのはなんででしょう。
都内に買うなり借りるなりすればいい話ですよね。
それをやらないのか。できないのか。
結婚式も新婚旅行も無かったようですし、もしかしたら奈美は愛人の一人なんじゃないかと疑ってしまいます。
◆隣の芝生は青く見える
真琴も杏子も奈美もそれぞれがお互いをうらやんでいるようですね。
これこそ隣の芝生は青く見えるというやつでしょう。
杏子は間違いなく裕福なようですけど、親戚関係に苦労していることは隠しているようです。
腹黒いことを考えているなど微塵も感じさせずに、幸せいっぱいだとアピールしています。
真琴と奈美は裕福なように見せかけていますが、実際はそれほど裕福ではないようです。
見栄を張ってセレブ風を装っていますが、いつか家計が破綻してしまうんじゃないかと心配になってしまいますね。
みんな自分の子供を大切に思っているのは同じなのですから、周りのママたちの生活など気にせずに子供のことだけを考えていればいいのにと思います。
見栄を張ってもいいことなんて何一つありませんよね。
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