マンガMeeで掲載中の『モラルハザード(下北沢ミツオ/月瀬いづみ先生)』の第14話のネタバレと感想をまとめました。
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『モラルハザード』第14話ネタバレ
◆まさやママの教育方針・・・
まさやママは友達と外食をさせるのは3歳を過ぎてからと決めていると言います。
もし騒いでしまえば注意しないわけにはいかず、せっかくの楽しい時間も叱られてばかりじゃかわいそうだというのです。
杏子はまさやママの教育方針に感心して、真琴や奈美とは大違いだと思っていました。
最近 奈美親子は特にひどく、先日は莉伊佐が向日葵に叩かれたのです。
珍しく奈美が謝罪したのでなんとか気持ちを抑えることができましたが、下の人たちの子育てはあの程度と思うには十分でした。
杏子は莉伊佐を上の人の子供と付き合わせるためにも、山下のお茶会にまさやママをどうにかして誘わなくてはいけない話を切り出します。
しかしまさやママはきっぱりと断りました。
◆食い下がる杏子・・・
まさやママが一緒に行かなければ参加することができない杏子は、莉伊佐のためにも何とか一緒に来てもらおうと食い下がります。
しかしまさやママはまさやと莉伊佐が仲良くフルーツを食べている姿を見ながら、子供らしくのびのび育てたいと思っていると伝えました。
今の子育ての仕方で困ったことがないまさやママは、山下の話を聞きに行くつもりはありません。
帰宅した杏子はまさやママから断られたことと、代わりに薫と3人でのお茶会する約束をしたことを薫に連絡します。
杏子はまさやママを薫に紹介するのだから、山下のお茶会に参加ささせてもらえないかとお願いしました。
しかし薫は山下のお茶会に参加するのは、相応の資格が必要なのだと断ります。
杏子は資格がないと見下されて電話を切りたい衝動にかられますが、山下のお茶会に参加するためにこらえました。
薫は次の幼児教室で奥の手を教える約束をして、電話を切ります。
◆注目の的・・・
薫と杏子が約束していた幼児教室の日は、杏子の予想通り真琴の2人目の話題でもちきりでした。
真琴は注目を浴びて優越感に浸っていたのですが、お祝いの言葉を伝えた杏子が怒っているように感じます。
杏子本人も気が付いていませんが、意に染まないことがあるとき嫌悪の感情が全て口角に現れるのです。
杏子に何かした記憶がない真琴は、自分が注目されていることに嫉妬していると思いました。
杏子はランチを断り、薫と一緒に出て行ってしまいます。
ランチが中止になったことを残念に思っていた真琴は、みっこから杏子のことで話があるから駅まで一緒に帰ろうと誘われました。
現実では子供をしつけるために外でも怒鳴りつけてるママや、叱らない教育だと言って何も言わないママを見かけます。
そんなママたちにも見習ってほしいくらい、まさやママの教育は本当に理想ですよね！
『モラルハザード』第14話感想まとめ
◆最大のヒント
まさやママの教育の仕方は、お受験合格のための最大のヒントになっていると思います。
杏子はそれに気が付かず、強引にまさやママを山下のお茶会にも誘ってしまいました。
まさやママは杏子のことを避けるようになってしまわないでしょうか。
まさやママは他のママたちに比べて感情が読み取りにくいので、杏子と仲良くしだした理由がわかりません。
でも少なくとも一緒にいることができる杏子にとっては、いい先生になると思います。
杏子は山下先生のお茶会に固執するあまり、まさやママと一緒にいることの利点に気が付いていません。
まさやママが有力な滝沢一族の一員なのですから、山下の後押しなど必要ないはずです。
もし強引にまさやママを誘ったことで嫌われてしまったら、逆効果になるんじゃないでしょうか。
自分でも理想だと思っているのに、とてももったいないですよね。
◆人の振り見て我が振り直せ
人の振り見て我が振り直せとはよく言ったものです。
杏子は下の人の教育はしょせんその程度と見下していますが、まさやママのように子供自身の意見を尊重する行動ができているようには思えません。
せっかく理想とする教育を目の前で見ているにも関わらず、真似ることもせずに人を見下すのは同じ程度の人間ということじゃないでしょうか。
莉伊佐の穏やかな性格では、向日葵のように乱暴を働くことはないでしょう。
莉伊佐の意見を聞かずに、自分の意見を押し付けているのは他のママと同じことをしているように見えます。
莉伊佐にまさやのようになって欲しいのなら、まさやママの真似を杏子がすればいいじゃないですか。
子供の性格にもよるとは思いますが、躾の段階で押さえつけられている子供とのびのび育ててもらえている子供では差が出ると思います。
ただでさえ控えめな莉伊佐は押さえつけられれば、余計に委縮するでしょう。
楽しそうに笑ってフルーツを頬張るまさやと莉伊佐を見て、杏子も何かに気が付いたはずです。
◆杏子についての話
みっこは杏子についての話があるからと、一緒に帰るよう真琴を誘いました。
みっこは杏子の何を知っているのでしょうか。
もしかしたら杏子が不妊だと知っている気がしてしまいます。
真琴にそのことを話して、杏子の前であまり子供について話さないように言うのでしょうか。
それともわざと杏子の前で話して、悔しがらせるよう持っていこうとしているのでしょうか。
杏子の不妊の話ではないとしたら、杏子がプレ愛桜葉に莉伊佐を通わせている話かもしれません。
今までモブキャラに近かったみっこが真琴を誘ったことには、何か意味がある気がするんですよね。
いったいみっこは真琴に何を話そうとしているのか、気になりますね。
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